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  • 執筆者の写真Sae Kani

愛と革命 [1]



私が小さい時になりたかったもの、それは「革命家」!


父に「私大きくなったら、こーゆうことして、こーゆうふうになりたいの」と言ったら、「お前、それは革命家だ」と言われ、それがどういう意味なのかも分からずに、「革命家になるのだ」と思っていた。笑


そして大人になって、本当にある小国の革命家に恋におち、自分の全人生をかけていいと思うくらいの大恋愛をした。ハリウッド映画になりそうでしょ?笑 


そして、私が好きな著名人男性。


チェ・ゲバラと坂本龍馬


(ここで私をよく知る人はプッと吹き出したに違いない・笑)



そう、これね、すべて私の投影。自分がなりたかったものを男性に投影してるの。

私は自分が革命家になりたかったんだけど、自分がオンナだから無理だと思って、好きになる男性に投影してた。またはこれが、私の中の男性性 (たぶん、原型は私の父😆)


そして、この人💕


OSHO 

我が師匠です。

これらの男性たちの共通するもの


愛と革命


チェ・ゲバラがインタビューで「革命で一番大切なものは何か?」と聞かれ、しばらく考えて言った一言が、


「LOVE 愛」


OSHOは


「愛はあなたを反逆的に、革命的にする


と言っています。



チェ・ゲバラは外の世界に革命を求め、


OSHOは自らの中に革命を起こすことを諭します。


愛と革命、表裏一体。


外の世界を変えるにはが必要で、外の世界で愛することを学ぶのであれば、まずは自らの中で愛による革命を起こさなければいけない。禅問答のような世界...。

人生の前半、30代中頃までは、私は外の世界を変えるのに躍起になっていました。社会正義がものすご〜く大事で、エスタブリッシュな階級が大嫌いで、ゴリゴリのアクティビストでした。男性性全開の、ザ・戦士。世界的な政策を決める大きな国際会議で、小さな私が、いつも大きな身振りと声で叫ぶので、「SAMURAI」とかっていう渾名がついたり(笑)


その時に好きだった言葉が、ガンジーの


Be the change you wish to see in the world

あなたが世界で見たい、その変化そのものになりなさい。


今思えば、私はこの意味を全く理解していなかった。全く自分のことがわかっていなかったし、いつも働き過ぎで、いつもイライラ怒っていた。自分を全く大切にできていなかった。


30代後半になって、一気に燃え尽き、国際舞台を去り、自分の中のことに没頭するようになった。そしてやっと、自分の内側に革命を起こすことなしに、外の世界を変えることはできないんだと肚の底で理解したわけです。


そして自分の中に革命を起こしたいのであれば、まずは自分の中をとことん見つめて、受け入れるしか方法はないんだと。どんなに醜いと思う自分でも。これがすごく難しい。


いくつものレイヤーになった条件付け。親や社会から受けとった条件付けが自分へのジャッジになっているんです。ジャッジして忌み嫌って抑圧するか、または、見たくない自分が出てきた時に、私たちはそれを美化します。


私の場合は、本当は「人に必要とされることを必要としていた」(それはただ存在しているだけの自分を許せていない)。それが裏返って、社会への不正義への過激な怒りや行動に出ていた。でも、自分の「必要とされること=承認欲求」のための行動というところを認められなくて、それを社会正義というお題目で美化していた。人には「素晴らしいことしてますね」って言われるから。


この美化を認めるのが結構大変でした。(笑)でも時間をかけて、「ただそうである」という自分の中のものを、苦しいのも、悲しいのも、不甲斐ないのも、恥ずかしいのも、目を背けたくなるものも、全部感じつつ、ただ「ある」ことを受け入れる練習をしてきました。そしてもちろん終わっていない。今も日々日々この作業してます。(そう、瞑想とTREなしにこの作業は耐えられない..... 汗)


セルフ・コンパッション


という言葉があります。「自分への慈悲」今のありのままの自分を見て、ジャッジせずに受容していく過程。これがすごく大切。革命の絶対前提。時間をかけてこれをしっかりやること。これなしに革命を起こすことはできません。自分への慈悲なしに革命を起こそうとすると ........


ワンマンな司令官に反発する兵士たちのような、傷ついたインナーチャイルドの軍勢に反逆されます。インナーチャイルドにボッコボコにされるって想像できないかもしれないけどw


必ず革命は失敗します。


(経験者は語る・笑)


でも、慈悲だけでも革命は成功しないんですよね。なぜならば、


革命は変化だから。


これはまた次回に続きます........



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